表示登記、表題登記の流れ

表示登記、表題登記の流れ

実際に土地や建物の表題部に関する登記をするとき、どういった流れになるのでしょうか?

以下では一般的な表示登記の流れをご説明します。

登記事務所へ依頼する

土地や建物の表示登記(表題登記)をご自身で行う方もおられますが、土地家屋調査士に依頼した方が手間もかかりませんし、間違いも発生せずスムーズに完了します。
ケースに寄っても必要な登記の種類が異なり、ご自身では判断できないこともあるでしょうから、まずは登記事務所までご相談・ご依頼ください。

資料収集

登記のために必要な資料を集めます。
お客様がお持ちのものは当方からご自宅までお預かりに伺い、施行業者から交付を受けるべきものは施工業者へと取り付けを行います。

調査

建物の表題登記を行う場合、法務局で建物要約書や土地要約書、地積測量図などを閲覧し、敷地の所有者や地番・隣接地番・地目、敷地の形状などを調べます。
古い建物の登記が残っていないかもチェックします。

現場確認

建物の表題登記を申請する際には現地に行き、「建築確認済証」に記載してある建物の種類や構造、床面積と現況が一致しているかどうか確認します。

測量

土地の分筆・合筆や地積変更登記を申請する際にはあらかじめ土地測量を行い、土地の面積や形状を明らかにします。
具体的な測量作業については、当事務所と提携している測量会社が実施します。

境界確認

土地の分筆・合筆や地積変更を行う際には、あらかじめ公用地との境界や隣地との境界を確認し、境界確認書を作成しておく必要があります。
境界確認の段取りは、当社と連携している測量会社が整えます。

書面作成

準備が整ったら、当事務所にて登記申請書、現地調査書、建物図面と各階平面図などの必要書類を作成します。
委任状などお客様の押印が必要な書類がありますので、お客様のご自宅までお伺いして署名押印をいただきに参ります。

登記申請

必要書類がすべてそろったら、登記事務所の方から法務局へ登記申請します。

登記官による調査

登記申請をすると、法務局の登記官が申請書類の内容を確認し、現況調査を実施します。

登記完了証の交付

登記申請書類の内容に不備がなく、現況調査の結果も特段問題がなければ表題部の登記が完了します。
申請から登記が完了するまで、通常、1週間~10日間程度かかります。

登記完了証、建築確認済証の交付とお返し

登記が完了すると登記完了証が交付されますので、登記事務所が受け取ってお客様へお渡しいたします。
また、お預かりしていた建築確認済証はお返しいたします。

土地や建物の表示登記を登記事務所に依頼すると、ご依頼主は委任状や住民票、建築確認済証などの最小限の書類を渡すだけで済み、あとはほとんどの手続きを登記事務所が行います。
手間も省けて、不備もなくスムーズに登記を完了できます。

当事務所では測量会社と連携しておりますので、土地の分筆・合筆や土地地積更正など、測量・境界確認が必要な際にもワンストップで対応可能です。
建物新築、相続や売買、地目変更などで表題部の登記が必要な際には、是非ともお気軽にご相談ください。